2024年6月より開始いたしました。月2回の更新を予定しています。
No.8 私でありたい!
小学校の仕事を退職して、そのまま神学校へと考えましたが、神学校の入学試験に間に合わず、私はかろうじて“聴講生”として滑り込みました。もともと正規の学生として学びたかったのですから、翌年、2年に編入す ...
No.7 すべてを捨てて
大学2年生の10月にバプテスマを受けた私の生活は、その日から一変しました。 そもそも、私が大学で声楽を習っていたことを知った教会員は、私を聖歌隊に招き入れようと手ぐすね引いて待っていて、受洗当日の夕 ...
No.6 死からいのちへ
私が高校一年に進級してから、我が家の空気がこれまで以上に重苦しくなってきました。3歳上の兄が、大学入試に不合格となり、東京の予備校に通うため、下宿生活になったためでしょうか。父は、いつも黙って宙に向 ...
No.5 みことばとの出会い
我が家は、私が物心つく頃から“キリスト教”的なムードはありましたが、父は自分ひとりで教会に通っていましたし、子どもたちを「教会学校」に連れていってくれることもありませんでした。(尤も、終戦直後の教会 ...
No.4 お前は男だったらよかったのに
人間とは実に罪深いものです。特に親子の問題は、どこの家庭でも、大なり小なりあることでしょう。もちろん、お互いに言い分があって、子どもからすれば「私は親にこれだけ傷つけられた」と言い張る理由があり、親 ...
No.3 夫婦より同志
聖書には、結婚の定義として、「それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。」(創世記2章24節)とありますが、率直なところ、私の両親は、夫婦というより、同志であったように ...